002 001
 ※本記事のタイトルを変更しました(2012年12月20日17時30分)
 日本共産党の,学生党員向け機関紙が「学生新聞」という新聞でした。 2002年6月に停刊(事実上の廃刊)となります。上の画像は,2002年5月11日付に掲載された「停刊のお知らせ」です。
 学生新聞は実に趣味的に面白くて,全学連や,自治会,大学生活の話がたくさんでてくるのです。民青新聞や祖学とよく似た内容です。しかし,あくまで,祖学は大衆組織・全学連の機関紙,学生新聞は指導的組織・党の学生党員向け機関紙,民青新聞は共産党をアドバイザーにする大衆組織・民青同盟の機関紙,と微妙に位置づけは異なっており,ご丁寧にも,紙面の内容も,それぞれ微妙な一線を越えないように編集されていたのです。また,学生党員は,基本的に,「赤旗,学生新聞,民青新聞,祖国と学問のために」の4紙を購読するとともに,4紙の拡大を求められていました。
 また,各大学で,民青班や党支部の論文を普及する必要に迫られた場合には,「学生新聞○○大学版」を発行し,ビラのように配布することもありました。同じくビラのようにドカ撒きされていた統一協会・原理研究会の「ニセ大学新聞」とやり口はよく似ています。
003 001
 また,学生新聞は,もともと,党中央委員会発行となっていましたが,1984年8月4日付をもって,「学生新聞社」の発行に移行しています。それについて述べた1984年8月4日付が上の画像です。 
DSCN9186

 学生新聞がブランケット判からタブロイド判に移行したのは,1985年5月11日付のことです。そのことについて知らせる1985年5月4日付が上の画像です。横のトップ記事の見出しがなかなか刺激的ですね。共産党対統一協会・勝共連合――統一協会がいかに反社会的で胡散臭いかは,国民皆知っているわけで,共産党にやましいところがないなら,統一協会なる団体がなんと言おうと影響がなかったはずです。たとえば,いま,幸福の科学が,民主党政権を批判していても,誰も聴かないわけです。民主党も,それを脅威とは少しも思っていないでしょう(もしかしたら,幸福の科学の信者は,今回の総選挙で民主党が惨敗したのは,幸福の科学の民主党政権批判キャンペーンのおかげだと思っているのかも知れませんが…)。まさに,共産党側にやましい部分があったからこそ,体制カルトの攻撃が力を持ったのではないでしょうか。私は,そのように思っています。学生側からすれば,「左右両方のカルトどうしが何かやってるよ」としか映らなかったのかもしれません。この記事の見出しだって,「日本共産党=民青同盟が集団中傷 批判者を虚言で圧殺する ファッショ的本質」として違和感なし(笑)。だいたい,原理研に「破壊」されたという講演会の講師「日隅威徳」氏は,共産党中央委員会宗教委員会責任者ではありませんか。党派性が丸わかりですね。
 上記画像に写っていない部分に,次のような記述があります。
 こうした彼らの宣伝は,反共デマと嘘にかためられたものなのである。
 そのことを元原理運動関係者が告白している。
 「彼らは目的のためには手段をまったく選ばないんです。嘘なんかあたりまえ,というかむしろ嘘をついてまで自分たちの目的を達成しようとすることが信仰のあかしみたいな感じです」(「東京大学新聞」4月16日付) 
 太字部分,共産党にまんまあてはまりますね。党支部長まで務めておきながら,元党員の目の前で「私は政党と一切関係ない」と言い放つ全学連書記局員(2012年6月,駒場で行われた,東大教養自治会と全学連の協議の場),無断でビラを撒いておきながら,1年後に批判されると「ビラを撒いていませんよね」といいはじめる全学連書記長(2012年6月,東京経済大学生会に対して電話して)。その他,思い出そうとすればいくらでも挙げられます。よく,北朝鮮の人たちが見え透いた嘘を信じ込むのが,日本で不思議がられますが,共産党員の精神状態は,まさに北朝鮮の統治機構内部や市井の人たちのそれに通ずるものがあります。何度も言っていますが,人間の理性は本当にもろく,崇高な理想や,切迫した危機を目の前にすると,人間の理性はいとも簡単に崩れ去り,真理の目はいとも簡単に曇ってしまいます。私の共産党経験で得たひとつの重要な教訓です。