2013年1月16日の続報はこちら→「青空の会」「平和研究会」部室取り上げ続報!
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 さて、いま、駒場では、重大事態が静かに進行中です。キャンパスプラザB109号室に、共産党が、「平和研究会」と「環境研究会「青空の会」」というダミーサークルの名前を用いて学内活動拠点を確保しているのですが,この部室の今年度限りの取り上げが決定したのです。理由は,昨年12月に、部室使用継続申請書を期限内に提出できなかったこと。1月18日が撤去期限になっています。上の写真は,東大駒場キャンパスの部室割り振りを担当する学友会学生理事会が発表した新年度の部室変更の一覧表(キャンパスプラザA102号室前に掲出)。
 ところが,驚くべき事に,この期に及んで、共産党側は、青空の会を名乗って,キャンパスプラザの各部室を回って自分たちの窮状を訴え、「協力」を呼びかけているそうです。また、活動実績をつくるためか、急に、10日、11日に、学外のイベントにかこつけて、それに参加を呼びかける平和研究会名義のビラを学内に撒きました。
 共産党は、駒場寮時代、「桑の実」という半公然の活動拠点をもっており、駒場寮なきあとも、ダミーサークル名で活動拠点を確保してきました(この裏には,当時の学友会と非公式の取引があったと党の側では言っていました)。今回の活動拠点喪失は、その数十年の歴史に終止符を打つ出来事になります。また、それが、自治会が全学連を脱退した年に,かつ,彼ら自身の「文書の提出遅れ」によって達成されるということが、なんとも皮肉です。
 1月18日に向けて、学友会の対応を批判するビラを撒くことが考えられる他、1月18日に彼ら自主的に立ち退かなかった場合、立てこもる共産党側vs.トラメガで撤去通告する学友会・学生会館委員会というスペクタクルな場面が現れるかもしれません!?(いや,たぶん最終的にはあきらめて期限内に自主退去すると思いますが。汗) 要注目です。

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 キャンパスプラザB109号室。駒場で,彼らに脱原発面をされるのは不愉快極まりないですね。

■共産党系ダミーサークルと学内活動拠点の実態
 日本共産党は,東大内において,主に3つのサークルをダミーサークルとして維持してきました。ひとつは,「革マル派・原理研の被害から東大生を守る会」です。私は一度,党の指示を受けて,この会の資格で学友会文代総会に出席したことがあります。以前,原理研究会の活動が活発だった頃に,共産党側からの対抗策を,共産党の正体を隠して行うために使われてきた名前だと思われます。ただし,近年では,革マルも原理研もなりを潜め,ほとんど活動はしてきませんでした。党の側でも,もう見切りを付けたのか,それとも,単に活動者が足りなくなってきたのか,学友会総会へ出席者を出さなくなってしまい,2012年7月に学友会除名処分を受けています(総会に一定回数欠席すると除名になります)。これで,事実上消滅したに等しいでしょう。なお,私は,学友会に毎年提出する,この会の活動報告書を書いたことがありますが,それはそれは,締め切り直前に,専従が食堂1階にいて,学生党員や同盟員を呼び寄せては,内容を書かせて,印鑑を押させるという,なかなか強引なものでした。もちろん,記入内容はほとんどが実態を大幅に誇張したものです。2011年度の平和研究会の書類には構成員数30名などと書かれていましたが,実態のない組織なので,もっぱらの活動者は一人もいないのが実情でした。それを,たまたま見た,まだ「確信」がそこまで高くなかった学生が,「えっ,30人もいないですよね」と言うと,平和研の「責任者」の小西さんは「いや,メーリングリストの加入者を入れるとこれくらいになりますから」…平和研究会のメーリングリスト,私も入っていますが,3年間で5通くらいしか流れてないですよ。
 環境研究会「青空の会」も,まったくといっていいほど実態のない団体でした。東大生の皆さんで,彼らが活動しているのを見聞きしたことがある人はいますか?ただの一人もいないでしょう。私が知る限りでも,この3年間で一度も活動をしていません。事実上,平和研の名義で部室を取る際に,他の系統の団体と相部屋にならないようにするために維持していたようなものでしょう(東大駒場では部室が不足しており,ひとつの部室に複数のサークルが割り振られるのが一般的です)。
 平和研究会は,これらの中では,もっとも活発に活動してい(るように装ってい)た団体でした。過去に一度,2010年度の部室割り振りの際に,活動実績の不足のために,平和研究会の部室の取り上げが一度決まったことがありました。その時は,学友会理事にいた党員が,田川豊氏と直接連絡を取りながら,熾烈な政治闘争を学友会学生理事会内部で行い,部室を何とか確保したものです。そうした経緯があり,2010年度は,活動実績をつくることに特に注力し,パッチギ!の井筒監督や琉球大の亀山統一助教,『護憲派のための軍事入門』の山田朗氏などを呼んで,多数のイベントを実施しました。しかし,やはり部室確保のための活動実績づくりでしかなかったのか,2011年度には活動量は大幅に低下し,2012年度に至っては,実質的な活動はほとんど停止し,外部のイベントへの参加を呼びかけるという,アリバイづくり臭満点のビラを年に2種類しか撒きませんでした(2012年7月・原水禁世界大会への参加呼びかけ,2013年1月・学外の九条の会主催の小森陽一講演会への参加呼びかけ)。ちなみに,新歓活動も,真剣にやっている状態とはほど遠く,2011年4月の新入生対象のサークルオリエンテーションでは,民青と同じ部屋をとって,壁際に机を3つだけ置き,平和研と書かれた紙を貼り,人は誰もいない,という状態でした。新歓活動をしないとこれまた学友会に除名されるので,これもアリバイづくりだったのでしょうね…あと,共産党・民青とは関係なく,本当に活発に活動する人が平和研究会に入ってしまうと,なにより党自身が困ったのではないでしょうか。なお,「九条の会・東大」は,本郷の党同盟組織主導でつくった会なのですが,こちらも実態が無く,実態がない団体を二つ抱えてもしょうがないという考えがあったのか,事実上,平和研究会と九条の会・東大は合同して活動していました。その場合は,九条の会・東大に,平和研究会が参加する,という説明をしていました。なんだか,変なところで律儀ですね~。
 これらのダミーサークルを通して獲得したサークル部室は,党・同盟の活動拠点として使っていました。2009年度以前は,以前の学友会との非公式の取引で,共産党・民青の部室として使って良いことになっていたらしく(駒場寮の「桑の実」時代の扱いを引き継いだようです),民青のビラの連絡先には堂々と「キャンパスプラザ B107」(当時)と書かれており,公然拠点として使っていました。ところが,2010年度部室割り振りの際に,この点も問題視されたため,2010年度以降は,公然とは党・民青の拠点として使えなくなってしまいました。ちなみに,これに対応するために,このとき(2010年4月)と前後して,駒場裏のマンションに新たな活動拠点を設けています。以降,主な活動拠点は,駒場キャンパス裏の「センター」に移り,B109は,新歓期(新歓対象者を最初から学外のマンションに連れて行くと怪しいため)や昼休みの「ランチタイム交流会」,小規模な勉強会に限定して用いられるようになっていました。ちなみに,2010年4月に私がここに案内されたとき,当時の党専従は,「平和研究会という所に部室を貸してもらっています」とさももっともらしく言っていましたね。実際には同じ団体なのに。また,二次試験の日に,民青が,毎年,受験生を取り込むために,「試験お疲れ鍋会」をやっていたのですが,その会場としても使われていました。下は,2011年2月に受験生に手渡されたビラ。
 部室の中は,駒場の自治団体の発行物が1960年代からそろっており,さながら資料庫でした。また,党関係の出版物も多く収められていました。
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 もしかしたら,「こんなの全部デマだ!反共攻撃だ!」と叫びたい気分の関係者がいるかもしれませんね。では,次の写真をご覧いただきましょう。
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 これは,1月12日にB109の外側を撮影したものですが,民青の立て看が複数置かれています。立て看の裏に見える所有者表示「平野 090-84…」って,民青の連絡先の「平野」さんその人で間違いないですよね?

  学内拠点が無くなれば,いよいよ駒場共産党の落日が明確になります。また,実際問題として,民青の新歓に影響が出ることになるでしょう。最初から「マンション来ない?」では怪しすぎますから。1月18日,注目です。