某A氏の資料庫

私見をまとめた雑文と,東大の学内政治風波に関する資料を置いています。東大駒場キャンパスの片隅から。

カテゴリ : 日本の鉄道・バス・交通政策等

 伊香保温泉のバス乗り場事情にあわせて,当地を訪問したさいに入手した,関越交通の資料を紹介します.
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  関越交通伊香保線の時刻表(部分)です.関越交通は,路線名をあまり積極的には用いておらず,当路線も,「渋川駅~グリーン牧場~伊香保温泉」と一般に案内されているほか,「伊香保温泉線」などの呼称が一部で見られます.しかし,当時刻表をみると,「伊香保線」と明記してあることがわかります.この時刻表は,B4サイズになっており,ぎっちり詰まった時刻から,その本数に圧倒されます.その本数と,バスにしては珍しい5時台~21時台の運行は,もともと,東武鉄道の路面電車であったことも影響しているのかもしれません.また,写真にも写っていますが,時刻表最上行の,始発地と経由地を一文字ずつとった表示は,一目で走行経路がわかり,とてもよいと思います.
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湯中子

 最後に,事実上の番外編ですが,関越交通の「湯中子」バス停を紹介します.
 「湯中子」は,関越交通の「群馬原町~泉沢~御園~湯中子」 の終点にあたるバス停で,伊香保温泉街から約2キロ北の山麓に位置しています.上図の「拡大図」とは,当シリーズの1~3で用いていた図のことを言います.吾妻線方面から伊香保温泉をショートカットするルートにあたるのですが,なぜか,伊香保温泉までは乗り入れず,その手前までとなっています.ただ,湯中子から伊香保温泉街までは徒歩30分ほどでアクセスできますし,伊香保タウンバスも結んでいるので,草津温泉や川原湯温泉と,伊香保温泉の間のショートカットとして一定の利用価値はあります.私は,群馬原町を1410に出発する便で湯中子に来ました.車両は前中扉のリエッセで,途中,乗客は4名,かつ,湯中子よりもずっと手前で全員が降りてしまいました.事実上,群馬原町を起点に,群馬原町~中之条の吾妻側右岸のフィーダー輸送を担っているようです.伊香保温泉まで乗り入れないのも,そうした路線の性格を反映してのことかもしれません.草津温泉・川原湯温泉~伊香保温泉のルートとして価値は高いと思うのですが…. 群馬原町~湯中子の運賃は880円で,吾妻線と関越交通伊香保線を乗り継ぐよりも安くなります.続きを読む

伊香保温泉 - コピー

 関越交通伊香保線のバスターミナルである「伊香保バスターミナル」「伊香保温泉」を紹介してきました.次に,群馬バスが乗り入れる「伊香保案内所」を紹介します.「伊香保案内所」は,伊香保温泉の外れに位置しており,伊香保温泉のメイン地区からは降りる必要があります.
 同所は,発着数の割にはかなり大きな回転場と出札施設をもっていることが特徴です.群馬県のバスの歴史には詳しくないのですが,以前は,群馬バスも伊香保温泉周辺に多数の路線を持っていたのでしょうか.詳しい方のご教示を待ちたく思います.



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伊香保温泉 - コピー

 「伊香保バスターミナル」に続き,「伊香保温泉」バス停を紹介します.関越交通伊香保線の終点にあたり,伊香保バスターミナルの約50メートル西側に位置しています.互いに見える位置にあります.「伊香保バスターミナル」に比べると,回転場と上屋,簡素な時刻表があるだけで,特に目立った施設はありません.私が推測するに,「伊香保温泉」がもともとの関越交通のバスターミナルで,その後に行政主導で「伊香保バスターミナル」が整備されたのではないでしょうか.位置的にも近接しており,「伊香保温泉」の重要性は相対的に低下しているものと思われます.ただ,タクシーは,「伊香保バスターミナル」ではなく,こちらの「伊香保温泉」で待機していました.
 なお,JRバス関東の高速バス「上州ゆめぐり号」の同名のバス停「伊香保温泉」は,上図の通り,別の場所にあります.JRバスはバス停名称の重複には厳しいはずなのですが,来街者を混乱させるような処理が行われていて残念です.続きを読む

伊香保温泉 - コピー
※図を修正しました.2013年6月10日.

 2013年3月に伊香保温泉を訪れたのですが,その際に,伊香保温泉に複数存在しているバスターミナルについて現地調査をしてきました.伊香保温泉は日本でも有数の温泉地であり,バス交通もかなり発展した水準にあります.渋川駅から伊香保温泉までは関越交通伊香保線が結んでおり,1日に約50往復の高頻度運行.高崎駅から伊香保温泉までの路線もあり,こちらは,群馬バスが1日に5往復(土休日6往復)運行しています.ほかに,伊香保温泉から榛名湖に向かう路線もあり,この3路線が,伊香保温泉に関係する主要なバス路線と言えるでしょう.しかし,伊香保温泉のバス停については,やや複雑な状況にあります.まず,拠点が「伊香保バスターミナル」「伊香保温泉」「伊香保案内所」の3つに分散しています.そのうえ,各社公式の案内では場所や相互の関係が明らかにされておらず,かつ,趣味者による報告もほとんど存在しておらず,非常にわかりにくい状態がつづいていました.そこで,今回,3つのバスターミナルに関する実地の見聞を紹介することとしました.なお,本記事は,あくまで趣味的なものであり,来街者向けの案内を企図したものではないことにご留意下さい.
 まず,主要路線と3つのバスターミナルの位置関係は上図の通りです.関越交通伊香保線は,図の通り,ループ運行となります.群馬バスの高崎駅方面からの路線は,伊香保温泉街には入らず,温泉街の外れに乗り入れています. 今回は,関越交通の「伊香保バスターミナル」を紹介します.
 「伊香保バスターミナル」は,伊香保温泉の主要バスターミナルの中で最も東側に位置しており,出札施設と待合施設および4バースを有しています.施設は近年整備されたらしく,行政としては当所を最重要視していることがうかがえます.関越交通と,伊香保温泉内および周辺交通を担う「伊香保タウンバス」が乗り入れています.
 「伊香保バスターミナル」は,敷地が前後に非常に長く,その全体像を一枚の写真に収めるのには困難が伴います.以下,複数の写真で紹介致します.続きを読む

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