某A氏の資料庫

私見をまとめた雑文と,東大の学内政治風波に関する資料を置いています。東大駒場キャンパスの片隅から。

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今回は,全学連の周辺で非党員が多く活動していることと,その非党員の関係者が,全学連と共産党,そして一般学生との関係において,非常に複雑な役割を担っていることについて述べます。このことを理解せずして,現在の全学連,そして傘下自治会の動きを正確に認識できないと言っても過言ではありません。ぜひ,多くの方に,全学連の周辺で活動する非党員の学生の存在について知ってほしいと思います。

「非党員の全学連関係者」の問題をまとめると…
・党員の減少を補うために,自治会現場で多くの非党員が活動している。
・そのうちの大部分は,自治会が結局共産党系であることを感じ取って辞めていく。
・しかし,一部分は,そのまま自治会の活動を続け,全学連・地方学連の役員を務める者も少なくない。
・党員が委員長を務めることにより,党は,学連や自治会における指導性を確立する。
・自治会・全学連内部の党員は,党からの指示を,それとわからないように巧妙に提案し,非党員の賛同を得る。
・こうして,非党員は,共産党の指導は入っていないと完全に思い込まされる。
・全学連の党派性を批判する者が出現すると,非党員の学連役員は,自分たちは党派性はないと信じ込んでいるので,「全学連=共産党は事実無根のデマ」と主張して,党員よりも率先して学連,そして結果的に共産党を防衛する。その過程では,共産党のやり方そのままの党派的手段も平気で執るなど,客観的に見れば,共産党別働隊の役割を果たすことになる。
・全学連が党派的だというのは,すこしでも一般社会の論理をしてみればすぐにわかること。それくらいの真理も認識しようとしない非党員学連役員は,果たして,単に,党派に利用された被害者として免罪されるのか?
・彼らが,全学連の党派性を認めようとしない背景は,たんなる善意だけではない。彼ら自身が,「全学連・自治会の活動の目的化」「共産党式の自治会論の受容」「活動の居場所性」などを通して,共産党員とまったく変わりない「全学連セクト主義」を身につけている。
・以上を考えれば,共産党だけでなく,非党員を含めた全学連・都学連そのものにも問題があった。

■全学連,特に都学連においては,非党員が活動の多くを担っている
 全学連・都学連というと,役員はすべて党員でかためていると思われがちです。また,結集している自治会も,ほとんどが,党の指導下にあると思われがちです。しかし,事実は異なり,もっと複雑です。実際には,学生党員の減少が止まらず,現在では,どうがんばっても,全学連・都学連の役員と,傘下自治会の役員を,すべて学生党員でそろえることは不可能になってきています。傘下自治会の中には,そのまま活動を縮小するところもありますが,多くの自治会では,おのずと,非党員の学生が徐々に役員に占める率が高まっており,中には,党員がいなくなり,非党員だけで運営している自治会も少なくありません。こうした中,全学連は基本的に全役員を党員で占めていますが,都学連は,党員のいる大学が東大だけになり,大体8人程度いる役員のうち,党員が2名ほど,残りはすべて非党員という状態になっています。
 こうした中で,特に,都学連においては,役員のほとんどを非党員が占め,かつ,傘下4自治会のうち3自治会(東京学芸大,東京農工大農学部,東京経済大)までもが,党員不在自治会となっています。都学連の各種行事の参加者は,圧倒的に非党員の数が多くなっています。都学連書記局の活動も,非党員が献身的に取り組んでおり,たとえば,昨年新装公開された都学連のHPも,学芸大出身の非党員の役員が制作していると思われます。
 これら,非党員の学連役員・自治会役員(非党員の学連関係者と総称しておきます)は,全学連・学生自治会の活動についてどう思っているのでしょうか。彼らは,善意から,全学連の要求実現運動に強い信頼を抱いています。学園の自治会も,全学連の呼びかけに呼応して,署名活動を実施したり,学生大会で決議を挙げるべきだと考えています。つまり,共産党の指導下にはないが,全学連式の自治会運動に強いシンパシーを感じているのです。共産党系自治会ではなく,「共産党の指導下にない共産党式自治会」が,全学連にシンパシーを感じる非党員の自治会役員の手によって,運営されているのが,一部大学の自治会の姿なのです。端的に言えば,党員でない,ということを除いては,彼らは,全学連や傘下自治会の党員役員とまったくと言っていいほど同じメンタリティで活動しているのです。いわば,非党員の「全学連活動家」とでもいうべき状態なのです。
 余談ながら,非党員の「全学連活動家」によって担われている「共産党式自治会」の活動実態は,ほんとうに,共産党系自治会のそれと酷似しています。政治優位の考え方,実務の軽視,活動報酬に対する潔癖(活動家主義),「民主主義主義」(規約手続の絶対化を中心とする官僚主義),広報の遅れ,などなど。私は,これは,非党員でありながら,全学連を強く信頼するあまり,「全学連派」というべき党派性を身につけ,学生から遊離してしまった結果であり,それは,「共産党」が「全学連」に入れ替わっただけで,学生党員と相似形だと思っています。

■一部の非党員の学連役員・自治会役員が陥った誤り
 非党員の学連関係者の方々は,全学連支持という党派性を有してはいましたが,全学連の後ろにちらつく共産党の影に不快感を抱いている人がほとんどでした。彼らは,全学連や学生自治会が,特定党派の影響下にあってはならないという点で,認識は一致していました。ただし,彼らは,全学連の,党派性を糊塗する公式見解――「全学連・学生自治会は,思想信条の違いを前提に,一致した要求で団結する組織」「共産党員がいることを問題視することは,思想排除につながる」――を,額面通り受け取り,共産党には嫌悪感を抱きつつも,共産党員とは団結するべきだと考えていました。しかし,彼らの一部が決定的に誤っていたのは,「現に全学連・都学連は共産党の組織的影響下にはない」と認識してしまったことです。いわば,現実を直視せず,理想を現実にあてはめてしまったのです。もちろん,そう考えるのも無理はありません。自分たちの学園の自治会は非党員で運営しています。その自負もあります。共産党は,党員を通して党の方針を現場に下ろすにあたって,組織的関与を非党員に対しては巧妙に隠すので,非党員には,党による指導や介入を認識する術はありませんでした。なにより,非党員である自分たちが学連役員を務めていること自体が,学連が共産党の影響下にない証拠だと考えることも出来ました。
 しかし,少しでも視野を広げ,かつ,過去の全学連と傘下自治会の歴史をひもとけば,現在の全学連も共産党の影響下にあることは容易に認識できたはずです。

■率先して学連を防衛し,東大教養自治会と敵対する非党員活動家。それを利用する共産党
 2012年1月,東大教養自治会執行部は,新フェスからの撤退と全学連脱退を含む,自治会改革の方向を打ち出しました。このとき,少なくない非党員の学連関係者OPや自治会OPが,「やっぱり全学連は共産党の影響下にあったのだ。おかしい」と考え,東大教養自治会の脱退を支持する側に回りました。しかし,逆に,「現に全学連は共産党の影響下にない」と固く信じていた非党員の学連関係者には,東大教養自治会が全学連に「共産党系」とレッテル貼りをして攻撃していると写り,逆に東大教養自治会と厳しく敵対するにいたります。このことが,東大教養自治会の全学連脱退を複雑化させました。「東大教養自治会v.s.共産党」という単純な対決構図ではなく,「東大教養自治会v.s.共産党・非党員の学連関係者」という1対2の構図となったのです。ここにおいて,共産党と,非党員の学連関係者の関係も複雑なものでした。非党員の学連関係者は,ひきつづき,共産党が組織的に学連に影響を与えることをよしとはしておらず,組織としての共産党には嫌悪感を持っていました。しかし,現場の党員活動家とは「思想信条を超えて」原則を固く信じる立場から,団結することになります。非党員の学連関係者からすれば,「共産党は嫌いだが,あなた方が党員であることはこの際問わない。全学連を守るために力を合わせる」ということになっていたものと思われます。一見まっとうな姿勢に見えますが,結局,学連に対する共産党の組織的影響を直視しない点で,不合理な姿勢だったのではないでしょうか。
 非党員の学連関係者は,東大教養自治会の全学連脱退について,非常に歪んだ見方をしていました。ある都学連役員(非党員)は,「何ろくが共産党に対する不満を爆発させたらしいね」といった旨発言をしていました。要は,真面目に活動している自分たち(非党員の全学連役員)を差し置いて,共産党離党者が,自治会を利用して反共産党運動をしているに過ぎないと見ていたのです。彼らの中では,自分たちこそが学生の立場に立っており,全学連を批判する者は元共産党員で反共産党の党派主義者だという,認識の倒錯が起こっていたのです。
こうした見方は,結局は,共産党を免罪し,東大教養自治会の全学連脱退の意義を根本的に否定するものでしかなく,社会の支持を得ることは出来ませんでした。また,私が告発した党派介入の事実に対しては,「党派の指示を実行した何ろくこそ悪い」と,共産党の指導・介入は不問にし,逆に私を党派介入の最大の犯人だとしたのです。その立場に立てば,私は,自分から党の指導を自治会に引き入れつつ,共産党との関係が悪くなると,自分勝手に自治会を利用して反共産党運動をはじめた人物,と映ったことでしょう。これもまた,共産党を免罪する議論ですし,過去にわたって自治会に共産党色がついていたことを少しでも直視していれば,成り立たない議論であったはずです。
 2012年3月末,東大教養自治会常任委員会が全学連脱退と新フェス撤退を決定するに至り,非党員の学連関係者はいよいよ怒ります。「駒場自治会が土下座して謝るまで追い込む」と気勢を上げたそうです。このとき,全学連内部の学生党員は,かなり疲弊した姿だったそうです。自分たちに後ろめたいことがあり,それを私たちに暴露されてしまったことの重大さを認識していたからでしょう。そうしたときに,後ろめたいことが一切無い非党員の役員の方が,積極的に,学連を防衛する立場に立つという,不思議な状態が生起したのです。
 まず,新フェス実行委員会が,東大教養自治会の新フェス撤退を批判する文章を発表しました。東京農工大学農学部学生会からは抗議文が届きます。非党員の都学連役員の方は,東大教養自治会に対して抗議文を発表し,駒場キャンパスの学生用掲示板に大量に掲示する手段に出ました。東大生を装ったツイッターアカウントを使って,私に対して鎌をかけるというアンフェアな行為にも出ました。非党員でありながら,ここにおいて示したその非人間的党派性に憤りと哀れみを覚えます。(@nanchararin1234

 @nanchararin1234について これをやったのは,東京学芸大学教育学部在籍の都学連副委員長です。最初の方のツイートを見ると,巧妙に,東大生であることをアピールしていることがわかります。その後,こいつから私に,中立的な立場を装って絡んできます。中立を装いつつ,活動補償費に疑問を呈していますが,非党員の学連関係者は活動補償費の導入に猛烈に反対していました。その後,流れで,本物の東大生の@kito1214氏と,@nanchararin1234を交えながら議論することになるのですが,「では,いまから食堂で直接会って話をしよう」という話になった瞬間に,@nanchararin1234は雲隠れします。この姑息さを持っておきながら「学生の要求実現」などと叫ぶのはシラジラしいにもほどがあります。彼らは,共産党員と同じく,本気で学生のために活動しているのではなく,自分たちの党派的自己満足のために活動をしているに過ぎないことを,こうした不誠実な行動からうかがえます。

 都学連から「刺客」も送り込まれました。東大に,都学連の活動経験者が入学したのです。その人は,代議員大会でも,都学連の活動に参加したことがあるという経歴を隠して,発言をしていました。
 立場を隠してネット上で発言し,学生の議論を混乱させるという謀略的手段もとりました。彼らは,当然ながら,確たる証拠を残さず,また,巧妙に立場を偽装するため,東大教養自治会側としては,非常に難しい対応を迫られました。平気で政治的レッテル貼りをする党派的時代ならともかく,新生自治会執行部は,政治的に誠実であろうと努力していたこともあり,なおのこと,謀略的手段への対応は難しいものでした。ネット上でのストーキング行為もありました。こうした中,五十嵐委員長が精神を病み,職を一時的に休むという,深刻な結果がもたらされました。政治的にフェアな批判ではなく,不誠実で謀略的な手段をとり,学生を傷つけた責任は重いものです。彼らの,ネット上での粘着質で良く仕組まれた書き込みを見ると,平常心ではとても書けない内容だと思わざるを得ません。これらは,悪意ではなく,肥大化した善意が為させた行動でしょう。悪意には限界があります。人間の善意が暴走すると,とどまるところを知らず,人に刃を向けることもあります。
 共産党は,こうした非党員の学連関係者の動きを巧妙に利用しました。共産党東京都委員会が,筋違いにも私を批判した文書のなかに,次のような一節があります。
 そして,なによりも重要なのは,学生自治会の方針は,正規の機関である常任委員会,自治委員会,代議員大会などで,みなで議論して決めてきたことではないでしょうか。そのことは,自治会執行部の一員として活動してきた方もはっきりと述べておられます。「当時の副自治委員長・書記長として,私たちの代において,学外党派による指導と介入などありませんでした。執行部一人ひとりは特定党派の党員であるかないかにかかわらず,みなで議論をつくして活動してきたと,特定党派の党員ではない身として,改めて言及しておこうと思います」(6月6日付のチラシ)
 まさに,非党員の都学連役員の方が発表した自治会に対する抗議文を都合良く切り取って,自らの主張を補強するのに利用しているのです。

■責任はいずこにあるか
 一言で言えば,東大教養自治会と敵対した,非党員の学連関係者は,共産党の組織的介入の実態が共産党によって隠されていたため認識する機会を与えられず,共産党に利用されてしまったと言えます。本来であれば,非党員の学連関係者こそ,東大教養自治会の全学連脱退提案をチャンスにして,共産党を攻め,全学連を脱党派化の方向に進めることもできたのに,両者が分断・敵対させられ,非党員の全学連役員が党に利用される構図になってしまったのは,ひとえに残念と言うほかありません。非党員の全学連役員の方々が,そもそも全学連・学生自治会に関わり始めたきっかけは,「学生の思い・願いを実現したい」「学生の経済的負担を軽減したい」などの善意です。「学生の要求実現」を掲げて,夜遅くまで,無私に活動に取り組む姿には,私も敬意を表するものです。
 しかし,非党員の学連関係者の方々にも責任があると指摘せざるを得ません。全学連が,歴史的にも,現在においても,共産党の影響下にあることは,少しでも視野を広げ,一般社会の視点から見れば,おのずとわかることです。東京経済大学学生会執行部は東大教養自治会より1年早く,全学連脱退を決めました(学生大会での決定は2012年6月のこと)。東大教養自治会の全学連脱退にあたっては,多くの非党員の元自治会関係者や,他の大学の自治会関係者が,支援をしました。その中には,数年前の全学連中執の方も含まれていました。これらを見てもなお,全学連・学生自治会に共産党の影響が無いと信じていられるのでしょうか。
 僭越ながら,東大教養自治会の全学連・都学連脱退にあたって,非党員の学連関係者はどのように動くべきだったのでしょうか。私は,彼らこそ,東大教養自治会と共同して,全学連・都学連の非党派化をはかるべきだったと思います。共産党にとってもっとも都合の悪い,介入の実態は,私や複数の党員経験者が,内部向け文書で非常に詳細に明らかにしており,これを彼らも入手していました。しかし,彼らは,これを,「何ろく個人が共産党の指導を引き入れた」と共産党の組織的責任を免罪する議論に終始し,あくまで学連を「信用」し,防衛しようとしました。客観的に見れば,彼らにとって,東大教養自治会の全学連脱退は,学連の実態を直視せず,学連の非党派化をはかる決断を避け,党派的活動にしがみついた結果にほかならないのです。
 現在,全学連役員や都学連役員の多くが,非党員によって占められています。彼らは,基本的に, いまでも,全学連の活動は正しいと信じています。しかし,遠からず,全学連の活動,「共産党式自治会」の活動がいかに虚しいものであるかを認識することになるはずです。そうしたときに,党と非党員との矛盾が改めてあらわになることでしょう。それは,3月の全学連大会までに起こるかも知れませんし,もしかすると,全学連が消滅した後になるかもしれません。僭越ながら,一刻も早く,非党員の自治会関係者の間で,全学連への幻想が消えることを望むものです。いまだに,全学連の活動が正しいと信じられる方がおかしいです。
 また,今回の東大教養自治会をめぐる政治的事件で,東大教養自治会と敵対した,非党員の学連関係者の方々が,善意で活動してきたことに敬意を表しますが,ご自分たちが幻を信じていたことに気づき,虚しい思いをするのは時間の問題でしょう。
 今回の政治的事件において,非党員の学連関係者との関係においては,ほんとうに,後味の悪い思いをすることとなりました。

 ところで,彼らは,学生との間の矛盾を私一人に被せて心の平穏を得ようとしており,いまだに,私に対して非常に強い恨みを持っています。 こうした記事を発表した以上,当面の間,ツイッター上や当ブログなどで,彼らが,またも正体を巧妙に隠して策を弄することでしょう。騙されないよう,みなさんに警戒を呼びかけます。特に,彼らは,表面的には反共産党を装ってくるのが特徴です。
 当事者の方々へ。そんなに自分たちの主張に自信があって反論したいなら,少なくとも,立場を明らかにしてはどうですか?それで広範な学生や社会に受け入れられないなら,それが真理です。あきらめて,認識を改めてください。

 党派的活動に取り込まれてしまった一般人の問題は,一般的課題でもあると思います。こちらの3番目のコメントなんか,取り込まれてしまい結果的に共産党防衛隊になってしまっている一般参加者の典型例でしょう(ただ,私は,この人は以前からの当ブログの愛読者wであると見ていますが)。3月はいよいよ全学連大会。中執にも複数の非党員がいます。さて,どうなるのでしょうか?実態のない「全学連」にしがみつくか,真に広範な学生の立場に立つか,選択が問われています。

日本共産党東大教養学部支部委員会,日本民主青年同盟東大教養学部班委員会『東大における反共主義とのたたかい』(1986年,学生新聞社)の目次

 
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 2012年6月に全学連から脱退し,名実共に,特定党派の支配に終止符を打った東京大学教養学部学生自治会ですが,その歴史の中では,一時期,共産党が主導権を失っていた時期がありました。東大紛争前もそうなのですが,それよりも,全学連・学生自治会経験者に深い印象を与えているのが,1984年6月~1985年12月の「七夕・クリスマス」時代でしょう。この時期,自治会選挙において,一般学生によって構成された選対が,共産党系の選対に対して勝つという出来事が起こっていたのです。
 これに対して,共産党は,党派性をむき出しにして対応しました。「民青東大教養学部班」の名前を出して,複数のビラや論文を発表し,学内で撒きまくりました。今回公開するのは,それらの論文を「学生新聞社」がまとめた本「東大における反共主義とのたたかい」です。ところで,この時期は,ちょうど,志位和夫氏が,党中央で青年分野を担当していた時期にあたります。また,2010年時点で,「志位さんが東大担当をしていた」というのは,東大の党組織でよく語られていたことです。おそらく,これらの論文は,実際には,志位和夫氏が執筆したものではないでしょうか?そうしたわけで,「志位和夫委員長の汚れた手(3)」として公開する次第です。

 「七夕・クリスマス」選対の詳細な時期についても記しておきます。
1984年6月選挙 第69期 七夕選対
1984年12月選挙 第70期 クリスマス選対
1985年6月選挙 第71期 紫陽花選対 (~1985年12月)

 googledocsでひらきます。共産党が,大学における共産党批判に対してどのように対応したかがわかる一級資料です。ぜひぜひ,お読みください。

 寸評を加えておきます。まず,「七夕・クリスマス」と原理研が「客観的に見れば共闘関係にある」というのは,<つづく→>続きを読む

「平和研」「青空の会」の部室撤去後,彼らの弁明文が掲示されましたので,見るべき内容は無いのですが,記録のために載せておきます。彼らにしては丁寧な文章なのは,誠実さを演出するためでしょう。表面的なそれに騙されてはいけません。
 また,評議員会での彼らの主張を,出席者から聞き取ったのですが,なんだか,完全に開き直っているという感じでした。確かに,彼らの中では,少なくとも2009年までは,学友会との取引があった以上,「民青が平和研の名前でキャンプラ部室を使って何が悪い」という考えなのでしょう。でも,それ一般学生には通じないよ…。評議員会での主張やこのビラなどで,またしてもいろいろな嘘をついていますが,いずれもかわいい嘘なのでこれ以上突っ込みません。
 まあ,一番アレなのは,評議員会での主張やこのビラも党東京都委員会青年学生部が指導して書いているであろうことですね。彼ら自身が,自らの嘘つきを一番良く認識しているはずです。
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 また,先月23日の評議員会で彼らが配布した,活動実績を紹介する資料を載せておきます。私から言わせると,ほとんどが,共産党・民青としての活動を,誇張した上で,「平和研」「青空の会」に無理矢理後付けしてつくった「実績」です。 彼らに活動実績がないのは,当の東大生が,「知らない」という形で一番よく知っています。
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都青学はどんだけ思いつきで大衆団体つくって放置してるんだ?
人々の政治的要求を党のオモチャにしてもてあそんでるだけだろ。即刻やめろ。

都学連 2012年3月15日のつぶやきを最後に入眠。
学費ゼロネット 放置したまま「まなまなキャンペーン」を立ち上げ。
Peace Night 9 2011年1月で停止。
マルクスは生きている連続セミナー 2011年4月8日更新停止。
まなまなキャンペーン 2012年9月に立ち上げられて最初2ヶ月は活発にブログを更新していたものの,ツイッター・ブログともに2012年12月で停止。
原発No!学生チーム 「今年(2011年)中に2000筆を目標に集めています。 署名用紙は近日中に掲載予定」のまま。お粗末。募金で集めた30万円は別の運動団体の懐に入ったとか。募金した人に対する誠意もないのか。
国防軍反対。デモ!  たぶん2ヶ月後には消えてる。
就活シンポ なんとか生きてるが,あの「泣き寝入りしない女子学生の会」が消えてるのを考えればそのうちか。 

以上は,大学をまたいだもの数年分だけであり,大学内でつくっては消していった団体はこの何倍の数あるだろう。

【速報】現場から連絡がありました。それによると,学友会の運代・文代の両評議員会で,「平和研究会」「青空の会」の部室取り上げが改めて決定されたとのことです。フォイヤーベルク管弦楽団も同様に部室取り上げが決定されたとのことです。以下,評議員会参加者から提供されたリポートです。お礼申し上げます。

今日19時01分に開始した「学友会 文代・運代臨時合同評議員会」(於511教室)では、まずフォイヤーベルクについての部室取り上げの学友会案が話し合われ、フォイヤーベルク側は、代表が学生会館委員会と部室利用停止処分について係争している途中に部室を取り上げられたことの不当性を訴えたのに対し、自治団体側は、学友会が学生会館委員会からの要請を受けて、フォイヤーベルクからの話も聞きながら、利用停止の長い部室を他の部室を必要とするサークルに割り振ったほうがよいと判断したことを説明した。フォイヤーベルクに関しては、20時00分に無記名投票の用紙の開票を終え、運代が承認6、不承認1、文代が承認13、不承認5でそれぞれ学友会案が承認され、フォイヤーベルクの部室取り上げが改めて決定した。
次に環境研究会「青空の会」からはK代表、平和研究会からは修士のK代表代理(発言は採決により承認された)が、それぞれ「部室継続申請を期限内に提出した」との主張を繰り返したほか、民青との関係についても歴史的経緯を説明し、「ゆがみのない判断を」と理解を求めた。この2団体に関しては20時37分から45分にかけて投開票が行われ、部室取り上げの学友会案が、「青空の会」については、運代が承認6、不承認1、文代が承認12、不承認3で、平和研究会については運代が承認6、不承認1、文代が承認14、不承認3で、それぞれ承認され、これら2団体の部室取り上げも改めて決定した。

(注・【削除】さんはもう有名人なのであえて伏せませんでした)

 B109について言えば,締め切りをきちんと守ったサークルの利益を尊重する判断が出されたのではないでしょうか。また,同時に,これで,数十年置かれつづけてきた日本共産党・民青同盟の学内活動拠点が,東京大学から消滅することが決まりました。

 私としては,「平和研」「青空の会」の発言内容に興味があるところです。今度,参加者に詳しい発言内容を聞こうと思いますが,私の想像では,おそらく,事情を知っている人がその場にいないのをいいことに,またまたとんでもない詭弁を使っていることだろうと思います。そうした表面的な言説に惑わされずに,彼らが誠実な議論が期待できる集団なのかをよく考えて判断したであろう評議員サークルの各位に,元関係者として,心から敬意を表するものです。

 注目した皆さん,本当におつかれさまでした。そして,私としては,今回の件を機に,今後,この東京大学で,外部党派による学生に対しての不誠実な行為が繰り返されないためにどうすればよいのか,考えていくことが必要ではないかと考えているところです。

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